みなさん、こんにちは。金村りゅうなです。
実は私、明日(4/6)誕生日を迎えます。
42歳ともなれば大なり小なり悩みを抱えるものだと思いますが、おかげさまで目標にむけて一本道を歩ませていただいています。
心身ともに健康に生んでくれた両親、すくすくと素直に成長できたこれまでのご縁と運に感謝したいと思います。
さて、本日も私の人生を振り返ってまいりたいと思います。
▶︎前話はこちら : #6 ワンイシュー選挙の恐ろしさ!落選後に最も大変な仕事とは?!
【私の履歴書(7)】
落選中の秘書業務
2005年9月の郵政選挙以降、再起を期す城島とともに活動を開始しました。
選挙後すぐ、選挙結果報告のため後援者の訪問活動を中心に行います。やはり心は重いです。
掛けられる言葉によってはこちらも反応に困ります。
「なんで郵政賛成と強く主張しなかったのか」
「残念だったね、でも仕方ないよね」
再起のためのリスタートのはずが、反省の弁に終始する時間ばかりを過ごす。
城島と共にすると固く誓ったとはいえ、全てにおいてモチベーションが上がるわけではありません。
私はこの時「反省もほどほどにしないと心に毒だ」と感じ、それ以降はこちらから積極的に未来志向の話を問いかけるようにしました。
この教訓は、今の事業経営の中でも大きく活かされました。
相手の表情をみれば、真剣に取り組んだ結果かどうかはすぐに判別できます。
大切なのは「安易な失敗を繰り返さない」ことと「挑戦し続けるポジティブさ」にあります。
短期目標の設定ほど大事
政治活動は、誤解を恐れずにいえば「長期目標」を前提としています。
まして衆議院選挙となれば、任期満了よりも総理の解散権行使によってタイミングはわかりません。
従って政治理念の実現とそのための議席獲得、この「長期目標」だけでは心も体も持続性は危ういと思います。
私は自らの体験をもとに政治活動は「短期目標」の設定こそ肝心であると思います。
しかし26歳の私にとってはそんなこととは露知らず、闇雲にただただ走り続けます。
人生に「もしも」があるなら当時の自分に伝えたいです。
「それでは長くはもたないよ」
案の定、息切れを起こします。
何をやっても体が追い付かない。気づけば意志だけで働いている始末です。
「短期目標」の設定を見誤った結果、自分の役割を見失い事務所全体の雰囲気もどんより。
当時、共に働く城島ご家族の発言にも心を痛めました。
「まわりにわかるようにやる気をだして」
ある意味、完全燃焼していた城島や私は「オーバーワーク」と「小選挙区制度の無力さ」に半ば諦めかけていました。
突然の選挙区移転の噂
ある日、選挙区を移転するという話が舞い込みます。
城島自身の出身企業の創業地が支部長不在という状態が長く、それならばと国会での活躍を期待したい城島に白羽の矢が飛んだ展開です。
私はその話を聞いたとき、胸が躍りました。
「今のモチベーションじゃ4年間もしのげない」
「ゼロから信頼関係を築ける新天地はもってこい」
「働く仲間が同じでも所がかわればリスタートできる」
私は足立区に育てていただいた思いは強い反面、長く支えてくれた後援者や先輩、知人などにより人間関係はがんじがらめでした。
右も左も分からなかった頃と違い、自分なりに挑戦してみたい気持ちでいっぱいです。
私はひそかに川崎に入り、万が一決まった時のために情報収集に励みました。
川崎の第一印象は「大都会」でした笑
ラゾーナが出来たばかりで駅前もにぎやか、新旧住民だけでなく働く人も多くやる気がみなぎります。
よく調べると、川崎は高度経済成長期から新たな転換点を迎えていました。
武蔵小杉駅周辺のタワーマンション群、京浜工業地帯が研究開発の拠点や産業創出の一役を買う。
また難しい転換点を乗り切るばかりか新しい視点に立ち、独自の発展を目指す力強い街の魅力を感じました。
私は「ここで勝負したい。川崎とともにリスタートしたい」
心からそう願うことができました。
自宅も転居
2007年5月正式に神奈川10区支部長が決定しました。
まずは選挙区内の地方議員の皆さんとの幹事会からスタート。
それから地域のあいさつ回りとともに個人ポスターの掲示をスタート。
まさか今その地域で自らのポスターを掲示するとは、この当時は思いもしませんでした。
川崎での経験は新しいこと尽くめでした。
祭事、町会自治会敬老会例会の参加など地域行事が目白押し。
何より住民と政治、働く人と政治の距離が以前より近く感じ、コミュニケーションの取りやすい環境でした。
そして自宅の更新に合わせ、私も選挙区内である新丸子への転居が決まりました。
この地で城島光力の再起を実現する。
計らずも新天地に来れたことにより私は人生を「リスタート」することができました。
次回予告 【2009年 政権交代選挙】
▶︎次話はこちら: #8 悲願の政権交代と民主党政権の誕生
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