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#17 チームとは?会社の大きな成長過程で気付いたこと

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こんにちは、金村りゅうなです。

本日も私の人生を振り返ってまいりたいと思います。

▶︎前話はこちら: #16 みなそら園の理念と園名の由来 

 

目次

【私の履歴書(17)】

 

開園ラッシュを経て

2015年12月に川崎みなみ園を開設してからの日々は、誰が見ても分かるくらいに私も職員も疲弊していました。

至らない点も多い中で、施設内外を全力で動いていたことから、心身共に疲れ切っていました。

そこで私は2016年度を、職員の成長に重きを置いた内向きな組織運営に切り替えました。

施設数は、私たちが責任を担える上限まで行き着いていました。

ここからは、自分たち自身の成長によって子どもたちや保護者の満足度を高めることをフォーカスします。

この時の判断をきっかけに、「みなそら園」という一つの大きなチームが生まれました。

 

会社単位で物事を考える

まず、年2回の全社会議を設定しました。

この全社会議に向けて職員を4つのチームにわけ、それぞれの課題に合わせて発表会を行いました。

その時のファシリテーションは各施設の園長が担い、議論をリードします。

職員からみれば自らが所属する施設の外に人間関係を作るきっかけになり、成長速度が早かった我々にとって職員の孤立を防ぐことになりました。

また、チームごとに「会社の成長に欠かせない課題」を設定したことにより、次のステージへ向けた意識統一にもつながりました。

ここでの「会社の成長に欠かせない課題」とは戦略的な意図ではなく、職員一人一人が自分の課題を見つめることから会社の課題が反映する形を取りました。

連日、終業後にチームでの議論を通した職員の頑張りに本当に支えられました。

日々の職員の努力の結果、多少のでこぼこはあれど私たちは「チームみなそら園」となることが出来ました。

 

私にとってのチーム作り

私は、それまでまともに働いたのは議員秘書しかありませんでした。

モデルとなる働き方もチームの作り方も経験がない中でも、会社として大切にしたことが3つあります。

 ①自立
 ②挑戦
 ③前向き

私はかねてより社員の「自立」に関して口が酸っぱくなるほど伝えてきました。

いくら質の向上を掲げても、マニュアルを通してロボットを作りたいわけではありません。

共通言語や共通認識を通して、「今やるべきこと」をチームで認識し働いていくことに重きを置きました。

さらに「挑戦」こそ最大の価値、安易な方向に逃げずに子どもの成長や自分やチームの限界に対して「挑戦」することを尊重しました。

最後に私の最も大切にしている言葉である「向き不向きより前向き」を社是としました。

得手不得手は誰にだってあります。ですがそれをあげつらっても、その人を角地に追い込むだけです。

それよりも物事をポジティブに捉えるマインドを作る方が、よっぽど心穏やかに仕事と向き合うことが出来ます。

エッセンシャルワーカーの我々だからこそ、技術を補う心を作ることを優先しました。

この三原則を職員が大切にしてくれたからこそ、みなそら園は失敗に寛容で他人を認め合うチームにつながったと思います。

 

全社会議は全力で楽しむ

年2回開催される全社会議は私がメッセージを伝える場であり、職員ひとりひとりが楽しむ場でもあります。

ゲームやコンテストを通して誰かをフューチャーする。

園長たちは日頃努力を重ねる仲間にスポットライトがあたるよう懸命にアシストします。

側から見ていると運動会のようでした。

総体的な和をみなそら園が作り切磋琢磨する各園。

このとき私は、人が1人で出来ることには限界があり、チームで結果を求めることで大きな成果が伴うことを本当の意味で理解することが出来ました。

そしてチームを通して職員の自己実現を果たすことが、私が代表として全うする役割だと固く誓います。

考えることと行動することを共にできた、この時期こそ私にとってかけがえのない時間となりました。

 

次回予告 【マンネリが招くチームの乱れ】

 

▶︎次話はこちら: #18 社長だからわかること

 

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