#15 怒涛の開設ラッシュ!保護者の想いと職員の要望の中、気付いたことは?

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こんにちは、金村りゅうなです。

本日も私の人生を振り返ってまいります。

▶︎前話はこちら: #14 まずはビラ配りからスタート?!みなそら奮闘記!

 

目次

【私の履歴書(15)】

 

保護者とのコミュニケーション

2014年4月。広い施設へ移転した「みなそら園」に通い始めた保護者の方々とはとにかく様々なお話をしました。

保護者会と称してランチをしながら子育ての苦労や療育施設に期待すること、趣味や仕事の話等々。

そんな中、もっとも多かったのが自宅から施設までの移動距離の問題です。

大田区は面積も広く、アクセスが悪い方は蒲田園まで1時間ほどかかります。

「親の期待に応えたい」素直にそう思った私は、すぐに新しい施設を検討します。

そして見つかったのが、今の多摩川園です。

 

職員の猛反対

広い施設への移転時は職員から経営も不安視されていた中で、親の期待に応えたい一心で更に新しい施設を検討する私に、当時の職員は大反対しました。

「療育の質の担保や理念の共有が難しい」

「慣れてきた子どもたちにとって新しい施設に通う負担が重い」

「職員のスキルが安定しない」

「親のマインドを変えるのも一つじゃないか」

様々な反対意見の中、私は親の負担軽減の一点で押し切りました。

職員からの意見は、納得出来る部分もありました。

ただ、本当に「出来ない」と否定ばかりで良いのか職員と徹底して話し合いました。

そして私が強く実感したのは、議員秘書時代の自分の周囲とは全く違う仕事への向き合い方でした。

福祉や教育に携わる職員のマインドは「成長より安心」の方が多いのが現実でした。

さらに職員自身の自己肯定感の低さも感じました。

その為、ここから大きく成功するイメージもチャレンジする意欲も欠けていたという印象でした。

一方、議員秘書として1年365日走り続けていた私の想いは、

「やれることをやって結果が伴わなければ仕方ない。そう思えるくらいチャレンジしよう」でした。

職員と何度も話し合いを重ね、最終的には職員全員納得し、前向きな多摩川園開設に至りました。

 

選択肢を示す

私はこの経験から、マインドチェンジに重きを置いたマネジメントに力を入れます。

同時にことあるごとに「選択肢」というワードを使いました。

出来る・出来ないと結果に拘るのでなく、いま与えられた選択肢をチームで共有し、そこに至る思考を汲み取り、その上で新たな選択肢を示す。

「選択肢を増やすことが、自らの可能性を無限大にする」と何度も言ってきました。

いま政治活動をする中で、まさに私の柱となる価値観が徹底されたのもこの時です。

 

新たな出会い

多摩川園開設にあたり、職員を募集しました。

私はそれまで、特別な求人はただの一度もしたことはありませんでした。

不思議なもので会社が成長するときはご縁がつながるもので、このときも今でも支えてくれている職員と出会うことになります。

そして私はここから怒涛の開設ラッシュをはじめます。

・2014年11月 多摩川園

・2015年4月 矢口園

・2015年6月 川崎園

・2015年12月 川崎みなみ園

約1年間で4つの施設を開設しました。

しかし、いくら親の期待とはいえ少々勇み足であることは間違いありません。

ここから新たな壁に出会い苦労の連続となります。

 

次回予告 【社員数30名の壁】

 

▶︎次話はこちら: #16 みなそら園の理念と園名の由来 

 

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