こんにちは、金村りゅうなです。
本日も私の人生を振り返ってまいります。
【私の履歴書(18)】
しっくりこない運営
みなそら園は2015年12月から2018年4月まで新規施設の開園はありませんでした。
前回述べた通り、この間は内向きな組織運営を思考し、職員間のコミュケーションを活発に行いスキルの向上に努めました。
▶︎前話はこちら: #17 チームとは?会社の大きな成長過程で気付いたこと
施設数も6施設と一定規模まで増えたことにより、保護者の方々からは勿論、転職を検討している方からも外形的な安心感を持ってもらえるようになりました。
それにより、専門知識を有した経験者も多くみなそら園へ入職することになります。
しかし施設数をこれ以上増やす予定もなかった為、職員の努力に応じて配置や職域が大きく変化することは難しい現状でした。
人は不思議なもので、自信がつくと他者の不得手が目につくようになります。
また余剰人員を抱えるわけにもいかず、施設ごとにマンネリ化を招きます。
結果、大切にしてきた「チームの結束力」に乱れを感じるようになりました。
人事異動による活性化
様々な問題を抱えるようになった為、人事異動による打開も試みました。
人が変わればチームの色も変化します。
人事異動を各園長と相談することで、職員一人一人がどのような働き方やスキルを求めているのか把握しました。
また年2回、全職員と1on1の時間を取ることにより公私に渡りサポートできるよう努めました。
この時期は、出口のないトンネルと言わんばかりに憂鬱な日々を過ごしました。
先日サイバーエージェント藤田社長の動画内で「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」という発言を拝見し、心から納得しました。
社長だからわかること
私は至って平凡な社長です。
ですが、社長だからこその視点や分かることもあります。
当時、個々の職員が他者評価を軸に働いていました。
例えスキルが満たなくとも、「みなそら園」への情熱や理念が優先しなければ、納得した施設運営はできません。
職員から施設数を増やしたいと意見が出ていた中、雰囲気に合わせて、施設数を増やす決断をしなくて本当に良かったと思います。
全ての決断には、タイミングがあるのです。
忍耐につぐ忍耐
今か今かと待ち侘びた新しい施設の開園を決断します。
機が熟したとはまさにあの時だったと思います。
怒涛のように施設を出した頃を思い出し喜ぶ職員。はじめての施設開園に喜ぶ職員。
やはり成長は心の支えに繋がります。
職員の期待にようやく応えるタイミングだったので、私も心からうれしく思いました。
同時に、この間に経験した忍耐力は生涯にわたって財産だと心から思えます。
威勢の良い発言が出来れば楽だったと思い返しますが、私の経営判断は施設運営に影響します。
通う子どもたちやご家族の想い、職員の情熱、全ては施設あっての話です。
どれだけのスター職員であっても能力は限られます。
チームがまとまるからこそ、次のステップに進めるのです。
太く長く施設を継続させるための一手ができたことを、今も心から誇りに思います。
次回予告 【衆議院選挙への挑戦を決意】
▶︎次話はこちら: #19 福祉事業者として感じた政治課題と、政界への再チャレンジへの決意
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 第18話 社長だからわかること […]