金村りゅうな 3つのビジョン
1.地方から全国へ
維新は「地方から国を変える」という理念のもと、大阪で首長を擁立し、議会与党となって改革を実現してきました。この成功モデルを全国に広げることが、今、私たちに求められています。
政策:首長・議会与党化による改革実現
大阪での実績が示すように、首長を擁立し、議会与党となることで、初めて本格的な改革が可能となります。それは単なる議席数の問題ではなく、実効性のある改革を実現するための必須条件です。
- 改革志向の首長候補の擁立
- 地方議会での与党化実現
- 具体的な改革の実行
この実績の積み重ねが、道州制という次なる改革への確かな歩みとなります。
組織:道州制を見据えた組織改革
私たちが目指す道州制—それは単なる行政区分の変更ではなく、地方分権の完成形です。その実現に向け、党組織自体を道州制に適応させた形に進化させます。
- 道州支部の設置による広域での政策立案
- 地方組織への財源・権限の大胆な移譲
- 地域の自主性を最大限尊重する体制づくり
地方での改革、そして道州制の実現—この二つの目標に向けて、維新は全国での挑戦を続けます。
2.全国が熱狂する改革を
大阪都構想以来、維新は全国が熱狂するような大胆な改革を打ち出せていません。この衆院選の結果は、その当然の帰結かもしれません。そして今、代表選に立候補する私自身も、新たな目玉となる改革案を提示できていない—このことは率直に認めなければなりません。
しかし、だからこそ申し上げます。「自立する個人、自立する地域、自立する国家」—この維新の理念を実現するための改革の全体像を、私たちは生み出さなければなりません。
政策:成長を生み出す大胆な改革
最近の維新の改革案は、予算の付け替えや、既存事業の効率化に留まることが多かったのではないでしょうか。しかし、それでは真の成長は生まれません。
維新が目指すべき改革とは何か。この問いに対する明確な答えを、私たちはまだ見出せていません。しかし、その方向性は見えています。それは、行政機構を徹底的に効率化し、本来の役割に集中した小さな行政機構を実現すること。そこで生まれた財源は大胆な減税として国民に還元し、規制改革と合わせて、自由で活力ある社会を創り出すことです。
- 成長を促す構造改革
- 挑戦する社会への転換
- 既得権益との果敢な対決
私は代表として、全国が熱狂する新たな改革の姿を必ず示します。
組織:パーパスPTの設置
改革政党としての維新の会の存在意義が揺らいでいるという厳然たる事実を前にすれば、維新の改革精神を再定義し、組織全体に浸透させる必要があります。それがパーパスPTの使命です。
- 所属議員同士の徹底的な議論
- 維新創業期を経験した有識者等へのヒアリングや維新支持者との意見交換
- 民間人材の知見を活用した新たな改革案の創出
こうしたインプットを最大限してパーパスを再構築し、全国で実現すべき改革の姿を示してまいります。
3.全国で戦える組織・人材をつくる
全国で強い組織をつくることは、政治改革と一体の課題です。今、政治とカネの問題が噴出する中、飲食の金額制限といった表面的な対応ではなく、徹底した情報公開と制度改革による政治そのものの在り方の転換が必要です。
政策:政治構造の三位一体改革
お金のかからない政治を実現するには、制度そのものを変える必要があります。選挙制度改革により政治資金の需要を抑制し、国会改革で政策本位の政治を実現する—この二つの改革と、政党法の制定によるガバナンス強化が三位一体となって、初めて政治とカネの問題は解決します。
- 選挙制度改革によるコスト構造の転換
- 国会改革による政策本位の政治実現
- 政党法の制定によるガバナンス確立
私は代表として、この三位一体の改革を断行します。
組織:全国での戦いを支える基盤づくり
維新は今、組織としての課題に直面しています。公認プロセスにおいて地方の声が十分に反映されていないという指摘、そして政策発信力の弱さ—これらの課題を解決し、真の全国政党への進化を遂げなければなりません。
- 公認プロセスの透明化
- 政策の取りまとめから広報までの一気通貫体制の構築
- 次世代リーダー育成プログラムの確立
これらの改革により、維新を全国で戦える強い組織へと進化させます。
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