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今後の政局を占う。陽の政治で希望を語り続けろ

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衆議院補欠選挙の結果は維新にとって厳しい結果となりました。東京15区金澤さん、長崎3区井上さんの2人が選挙結果をどう受け止め今後に活かすか、私も出来るサポートはしていきたいと思います。

しかし衆議院選挙の特性上、個人での戦いは限界があるのも事実です。 今後は党の戦略が鍵となります。 自民党にとっても厳しい結果となった補欠選挙。普通に考えれば会期内の解散は難しくなったと思いますし、岸田総理の解散戦略にも影響を与えることでしょう。しかし岸田総理はサプライズを好む傾向がありますから、解散が遠のいたと思われれば解散をしてしまうかもしれません。

私は解散するかしないかの分水嶺は旧文通費の改革にあると見ています。根拠は自民党の若手にあります。自民党の幹部層から見れば旧文通費の改革など、他の収入があるので痛くも痒くもありませんが若手は違います。岸田総理が総裁選出馬を考えるならば若手の本音を無視することはできません。

一方、国民からみると旧文通費すら改革できない自民党に期待することはできません。

つまり岸田総理にとって旧文通費とは

①改革すれば自民党若手はジリ貧=総裁選が勝ち抜けない?
②改革しなければ自民党がジリ貧=総選挙が勝ち抜けない?

というループにあると見ています。

連休明けからの政治改革特別委員会での議論は見ものです。

では今回3勝した立憲民主党も考えてみたいと思います。 元々泉代表はミッション型内閣を掲げるほど政治改革で自民党を追い込む戦略に賭けています。補選中は自民党への批判票、共産党との棲み分け、野党第一党効果などもあり立憲バブルとまで表現されていました。しかし乱立した東京15区の選挙結果をみると得票率は28%ですから、思ったよりも高くはありません。 立憲民主党が仕掛けている政治改革は基本的に現状を批判することから始まります。確かに今の自民党は批判されるべき材料が多いことは認めます。しかしこの批判の政治では大きな得票にはつながりませんし機を逸すれば焦点になりません。そもそも批判合戦は既存の政治に辟易してる層の政治離れをさらに加速させてしまいます。

この政治離れこそ私たちは危機を感じなければなりません。党派性を持たず、その時々のテーマによって支持政党の変わる多くの国民は、いまの日本政治に期待できないでいます。それは投票率の低下が如実に表しています。政治への期待とは希望です。国民が政治家へ託す一票は希望なのです。 私はどうも日本政治が陰に陰に進んでいる気がしてなりません。これまで与党を担い続けてきた自民党の信頼が失墜し、批判ばかりが目につくからなのかもしれません。しかし本来政治とは国民に未来を示し安心感を醸成、希望を司る羅針盤でなければなりません。

維新がとるべき戦略は陽の政治となり国民に希望を語り続けるべきです。

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